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まるかんのお店ひかり玉名店

 

〒865-0064

熊本県玉名市中1801-1

 

☎0968-73-9049

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fax 050-3730-4100

 

営業 11時~18時30分

定休日 木曜日

武史店長のついてる実話2「ついでに普通二輪」

2005年10月3日。

無事に車の免許証をいただくことができました。

 

 

免許証の8カ月間の更新忘れから、27年ぶりに二度目の自動車学校に通い始め、いろいろなことを体験し、やっと無事に免許証をいただきました。

 

 

巻き込まれた関係者の皆様、ほんとうに申し訳なかったです。

そして、快く応援していただいた皆様にこころより感謝申し上げます。

 

 

ここからは、自動車学校卒業の時、受付のお姉さんから7万円で普通二輪の免許が取れますよという情報をいただいたB型ヤローのわがまなな実話です。

 

 

普通の生活には全然ためになりませんが、二輪の免許を取ろうかな~とお考えの方には、とてもとてもためになるかもしれません・・・よ。

 

 

たくさんお暇な時間があるときにでもお読みくださいね。

 

 

ついでに普通二輪

 

【第1話 ん~】

 

 

 

「あっ」




「どうしたの」

 

と妻のもっちゃん。

 

「いや」




「おっ」





「だからどうしたの」

「バイクがね。通った」

「はぁ?」



気にかかる。

バイクとすれ違うたび気になる。

 

「もう秋だからバイクの時期よねー」

と妻のもっちゃん。



そう、バイクばっかり。

今まで気が付かなかった。

こんなに走ってる。

みんな気持ちいいだろうなー。




「お父さんもバイクん免許ば、取り行くたい」



「んー」


たしか、自動車学校のお姉さんは7万円と言ってたなー。

 

「取ってよかろか?(取ってもいいか?)。」

「よかよか。そん代わり、私は来年お花の勉強に京都まで行くけん」

 




「んー」

 

 

 

 

【第2話 教習料金は土曜日に】

 

 

 

「入学申込書もって来ました」 

 



「あらー、お久しぶりー。今度は何を受けなはっと?(受けますか?)」


ここは二度目の自動車学校でお世話になった○洋第2自動車学校の受付窓口。

以前は妻のもっちゃんに送られてきたが今日は一人で来た。

今日は10月6日木曜日。


以前お世話になったお姉さんも元気そう。

 

「普通自動二輪ば、受け来ました」

「もう免許センターには行きなはった?」

「10月3日に行きました」

と言いながら免許証を手渡した。


「入学は土曜日だけなんですよ。

入学式には出んでもよかですけど、視力検査は受けんといかんとですよ」

「じゃー、土曜日また来ます。2時ですね」

「はい、そうです」


「普通二輪の教習には、何ば持ってくっとよかですかね?」

「ヘルメット持っとんなはる?」

「いえ」

「じゃー、貸し出しありますけん、軍手だけ持ってきてください」

「はい」


 

「入学金は免除ですので、教習料金は7万○○○円になりますが、今払います?

それとも、土曜日払います?」


「あー、じゃ土曜日でお願いします」



ひょっとして、土曜日まで気が変わるかもしれん。


 




校内では3台のホンダのCB400が走ってる。





みんな上手いなー。


 



 ほんとに取れるのかなー、45歳の俺で。

 

 

 

【第3話 ニュートラルはどこ?】

 

 

「はい、ゆっくり倒してください」

 

「今度は起こしましょう。

左手はハンドル。

そうそう。

右手は後輪のとこのそのバーつかんで。

そうそう。

それじゃ一気に腰を入れて」

 

そう、最初にやるのはバイクお越し。

以前、仮免の時(二度目の自動車学校)腰出してた女の子がやってたやつ。


 

えい。


意外と簡単に起きた。

 

でも、もうひとりの生徒 F君苦戦している。

20歳と言ってたなぁ。

男だけど細くて小さくてかわいい。

うちの長男は180cm120kg。

 

相撲取りみたいだけど、この子の体重は長男の半分は絶対無い。


 

「さあ、もう一回」


「よし、できた」


3回目の挑戦で起きた。



今日は普通二輪1日目。

先生は喜○先生。

30過ぎかな。

まあ、優しそうだ。


「センタースタンド立ててください。スタンドに足乗せて、テコの原理ですよ」


なるほど。


「以前バイクに乗った経験ありますか?」

 

「あります」

 

と私。

 

「ありません」

 

とF君。

 


「左足がギヤです。下に踏んでいくと最後はローです。

親指の付け根で上にあげていくと、2速、3速、4速、5速と上がっていきます。

5速より上はありません。

それではニュートラルはどこにあるでしょう」

 

どこにあるんだ。


先生は、左の手の平広げて、小指と薬指の間を指して

「はい、1速と2速の間にあります」


へー、そうなんだ。

中途半端なとこで休むんだなー。


 

一通り計器や操作レバー等教えてもらい、


「それじゃー、走りましょう。私の後を付いてきてください。行きますよ」



記念すべき一瞬。


 



ドキ、ドキ  




走り出した。


 

 



よし。 いくぞー。 

 

 

 

【第4話 曲がる方向見なくちゃ】

 

 

1段階は赤いゼッケン。

ヘルメットに軍手。

 

今日は初日だけど2時間目も続けて取った。

F君も一緒。

 

1時間目に何度も言われたこと。



それは

 

 


「下を見てはいけません。もっと遠くを見て」


「バイクは顔が向いてる方向へ曲がります」


 



ずっと言われてたなー。


「さあ、行きましょう」


2時間目も喜○先生。


「外周の直線は4速まで上げて私に遅れないように。コーナーは3速に落として曲がる」





先生の後をついてぶんぶん走る。







オモシロい。





あまり下を見ないようになった。

 

外周から、普通車用のS字、クランクどんどん走る。


「S字、クランクは2速に落として」





オモシロい。






「もっともっと曲がる方向見なくちゃ。先の先」


曲がろうとする先を見たら勝手に曲がっていくような気がする。






オモシロい。






ここでチャイム。

せっかく、いいとこだったのに。

時間経つの早過ぎないかー。

 

 


二輪室に入る。

汗びっしょり。

思ったより緊張してたようだ。


「おつかれさまでした。どうでしたか?」

と先生。

「オモシロかったです」

 


「良かったですね。これ1段階の練習コースです。次まで覚えてきてください」

AコースとBコースの2枚。


あれ、Aコースは今日いっぱい走った。

後はBコース覚えるだけだ。







もっと、走りたかったなー。

 

 

 

【第5話 回ったらアクセル】

 

 

「回ったらアクセル。そう」


「回ったらアクセル。そ。」


「下見ちゃダメ。もっと遠くを自分が行きたいところを見る。そうそう」

 



今日の先生は怖い感じの森○先生。

昨日と一緒だった20歳の男の子F君も、またセット。

 

 

8の字走行。


2つのパイロンを8の字描きながらバイクでブンブン走る。

 

 

Aのパイロンを右カーブで進入し曲がりきったらアクセル吹かす。

エンジン音がブーン上がってバイクがグッと立ち上がりBのパイロンへ。

後ろのブレーキグイっと踏んでスピード落として左カーブで進入する。

Bのパイロン曲がりきったらアクセル吹かす。


 

「アクセル吹かせたら、バイクは自分で立ち上がろうとするから。

思いっきり、そうそう」




だんだん、感覚が掴めてきたぞ。




こりゃ、おもしれー。




グーんと加速しながら立ち上がり、グッとブレーキ踏んで車体が沈む。




 




「慣れましたか」

「はい」

「それじゃ、今度はスラロームに行きましょうか」


 

5つのパイロンが並んでる。

最初のパイロン左カーブでかわし、次のパイロンを右カーブでかわす。

後はこれの繰り返し。


 

「私の後付いてきてね」

 

と先生。


 

先生、早すぎる。

 

 

2回程やってみたら、

 

「バイク止めて。後ろに乗って」

先生とタンデム(二人乗り)です。



「しっかり、ひざ閉めてね。さあ、行きますよ」






・ぶん・ぶん・ぶん・ぶん・ぶん






もう一度。






・ぶん・ぶん・ぶん・ぶん・ぶん






「分かりましたか。スラロームの走り方」


 

そうかリズムだ。


 

バイク倒してすばやくアクセルちょこっと回す。

これをタイミングよくリズムカルに。


 

頭では分かったけど、実際やるのは難しい。



「下を見ない。もっと遠くを見て」


「目標は8秒以内で通過する」

 




うそー、8秒以内で通過できるのかー。

 

 

 

【第6話 渡れない】

 

 

渡れない。

 


渡れない。

 


まだ、1回も渡れない。

 



ここは一本橋。




幅30cm長さ15mの一度橋の前で停止して、


「後方確認して。はい、行きましょう」



 


ぶん




バイクがまっすぐ橋に乗らない。

乗ってすぐ落ちる。




「もう1度。肩の力抜いて、ニーグリップ(膝で車体を強く挟む)利かせて」

 


今度は半分くらいまで行った。


 

「だめだめ、下を見ちゃ。ずっと先の休憩室の窓見ましょうか。さあ、もう一度」





よし。やった。





渡れました。


 

ブンと吹かせてアクセル戻してそのまま通過。


 

「やりましたね。今、4秒くらいでした。」


え、4秒。


確か7秒以上乗ってなくちゃいけないんだっけ。


「今度は半クラッチで後ろのブレーキで調整して、やってみましょう」


右手でアクセル調整して、左手でクラッチ調整して、右足でブレーキ調整して。

それから、遠くを見て、ニーグリップ利かせて、肩の力抜いて。

同時に全部やるというのは難しい。

 




私の最大の問題点は半クラッチ。





また、落ちた。




「落ちることが癖になっちゃいけません。早くてもいいから渡りきること考えましょうかね」

 

「はーい」



「もう一人40歳代の生徒さんも一本橋が難問みたいですよ。」




 


んーん、一本橋かぁー。

 

 

 

 

【第7話 解決の糸口】

 

 

「どうしたの」

と妻のもっちゃん。



「んーん。渡れないんだなぁ」

「何が?」

 


「んー、一本橋」


「何それ?」



もう夜中。



私は考えた。

自動車学校から帰ってきてから、ずーと考えている。

どうしたら渡れるか。

どうしてもうまく渡れない一本橋。






まてよ、同じ悩み持っているやつがいるんじゃないか。

Yahoo 開いて自動二輪教習で検索。

 

出てくる出てくる。

その数半端じゃない。





ずっと見ていくとあった。

(40歳からの二輪教習。)

40歳のおじさん(私より若い)が普通二輪から大型二輪まで取得する日記風のホームページ。





「これだ。」





ホームページ読みながら一本橋のページがあった。

 

アイドリング状態で渡れ。

見つけた。


解決の糸口。


そうか、半クラッチにしないで橋に乗ったら、アイドリングか。

これなら、右手と左手を考えなくてもいい。

バランスだけに集中できる。

 

 



よし、明日はこれで行こう。

 

 

 

【第8話 これでOK!一本橋】

 

 

 

 

 

できた。





6秒台だけど渡ることができる。


今日は一度も落ちていない。


そう、昨日Yahooで検索したホームページで見つけたヒント、アイドリング状態で渡ること。


 

まず、一本橋にまっすぐ停止する。(あとで、これが重要だと解った。)

後方確信して少し勢いつけて遠くを見ながら、

「エイ」

と乗る。

 

 

すぐアクセル緩めてアイドリング状態にする。

ブレーキも踏まずに遠くを見ながらバイクのフラツキをひざで修正。


ちょっと速いけど渡ることはできるようになった。


苦手な半クラッチは使わずに済みそうだ。


(大型の教習で通用しなかった。再度問題となりました。)


 

橋から落ちて失格になるより1,2秒速く通過して、減点5点か10点さ。








「よしゃ、

 

 

これでOK」






これがB型独特の思考回路。

 

 

 

【第10話 あ、こけた】

 

 

 

 

 

「あああ~~~~。」





ガシャ!! 


初めてこけちゃった。

 

ここはクランク。

 


昨日まではパイロン無かったぞ。

4輪車用のクランクにパイロンが立っている。


2速でそのまま突っ込んだ。

目の前にいきなりパイロンがあってパニック状態。

ブレーキを前と後ろ、同時にかけちゃった。



左側にコロン。



「倒れたら、すぐエンジン切って。そのキルスイッチ。そうそう」


 

スラロームお世話になった森○先生。

 

先生は冷静だ。


「あれ、まだパイロン立てて練習してなかったの?。」



ひょっとして先生は、


倒れた時の対処法教えるためにワザと(意図的に)パイロン立てたのかな。


しかし、クランクがこんなに狭くなるなんて思わなかった。




「さあ、元気にもう1回やってみよう」


「1速でもいいんですか。」

またまた、B型思考が働いた。



「いいよ。とにかく先の先を見ることですよ。」





よし。





この時、思ったのは一本橋。

そう、アイドリング状態で曲がれるんじゃないか。 (大型教習では通用しなかった。)





1つ目の左カーブどうにか通過、2つ目の右カーブ。


ん~、うまくいかない。

足ついちゃった。


 

「目線をパイロンじゃなくもっと上見て。さあ、もう1回。」








 できた。








フラフラするけど、どうにかなるだろう。




やっぱりB型開き直り型。

 

 

【第10話 1段階見きわめ】

 

 

「AコースとBコース交互に走ってみて。後ろから見てるから」



今日は1段階みきわめ。

Åコース、何度も走ったコース。

まあまあだ。

 

Bコース、バイクがはじめて面白いと感じたコース。


「止まってください」

「はい」

 

「止まってからギヤをローに入れてますね。入りにくくありませんか」

「え、そうですねぇ、入りにくいです」

 

「止まる前にギヤをカクン、カクンと下げてローにしたほうが入りやすいですよ」

 


やってみる。


本当だ。

ぜんぜん無理なく入る。



「そうそう。そちらのほうが後ろから見ててもかっこいいですよ」



へー。

単純に感心しました。



「さあ、もう1度。行きましょう」




みきわめの時間も残り少ない。

 


あと、一本橋。

あれ、落っこっちゃた。


苦笑いしながら、後ろを見る。


あれ、先生いない。

「どこ行っちゃったんだ。」


一本橋落ちたの、見られてないかも。






ここでチャイム。





先生手招きしながら、

「一本橋は落ちるの癖になっちゃダメですよ」


やっぱり見られてた。


「まあ、いいでしょう。明日から2段階ね。このコース覚えてきてください」


 

 




やった~。





何でも覚えますよ。



ん、2枚もある。






こりゃ、眠れんなー。

 

 

【第11話 わかりゃせん】

 

 

「1段階通ったぜ」


とコース表を見ながら私は言った。



「えー。いいなあ。おれも取りてー」


と我が家のもう一人のB型。


高校2年の次女。






「中免取っちゃいかんかな?」


とB型次女。



「いいよ。普通4輪取ったらね」


とB型の私。



「えー。まだ取れんもん」



「そりゃそうだ」



「自動車はいらんと思わん?(いらないと思わない?)」



「雨んときゃ、どぎゃんすっと(雨の時はどうするの)」



「どぎゃんかなるて(どうにかなるよ)」



「雨んときゃ、バイクの方がいらんばい」



「んー」



「あと、何年もなかばい」




「じゃぁ、後ろに乗せちくれ(乗せてくれ)」



「2人乗りは1年せんといかんてった(いけないそうだ)」




「なーん、分かりゃせんて(分からないよ)」





おおー。さすがB型。



自分中心の考え方ですね。

 

 

【第12話 ガクッ】

 

 

 ガクッ 



「あれ」



  ガクッ 



「ん~ん」




  ガクッ 




またまた、エンスト。



「クラッチもう少しデリケートにつながないと。さあ、後方確認して」



今度はエンジン、ワンワンふいて


「半クラッチはそんなにエンジンふかさなくてもいいですよ」



今日の先生はいつもの喜○先生。



ここは坂道。


そう、坂道発進。


27年前、4輪の教習でもこの坂道発進が1番の苦手だった。


そしてバイクでもこれが苦手ときた。



半クラッチがどうしてこんなに下手なのか。


右手でアクセル回しながら、左手でクラッチつなぎながら、右足のブレーキ緩める。


自動車学校に来て3つの動作を同時に行うことが難しい。




 バイクは、むいていないのかなぁ。






B型ヤローは考えた。


ひょっとして、一本橋も乗ってすぐふらつく。


俺は発進が下手なんだ。


発進がうまくなれば一本橋も上手くなるんじゃないか。





「もう1人の2段階の生徒さんにコース教えてきますから、不得意なものを練習しててください」



私は、即座に答えた。


「坂道発進練習してきます」




坂道は3つの坂道があり、頂上で交差点になっている。

右から上って真ん中の坂に下り、左から上ってまっすぐ下りる。

坂の途中で一旦止まって半クラッチで発進。





何回くらいやったろうか。


「イケシケさん、あきませんか」


ははは、ちょうど、あきてきたところだった。


でも、自信はついた。





一本橋もこれでうまくいく





これがB型!


独特の考え方。

 

 

【第13話 駆け寄ってくる少女】

 

 

「まずは、ウォーミングアップです。適当に回ってください」


ゲームセンターでバイクの模型に乗って走るヤツと同じヤツらしきものがある。


今日は、シュミレーター教習。


どこに100円入れるんですか?

と言おうとして止めました。

 


ここは自動車学校。

もっとまじめに、まじめに。



もう1人40歳のNさんと一緒。


今日の先生は田○先生。

若くて男前でたぶん女の子に1番もてるでしょう。


 


先生だけ見ていくと、この自動車学校にはいろんなタイプの先生がいる。

27年前はこんなに余裕も無く、運転するのがいっぱいいっぱいだったけど、今はよくわかる。

若い先生、年老いた先生、男前の先生、強面な先生、優しそうな先生、

親父みたいな先生、息子みたいな先生、休み時間にたばこバンバン吸っている先生。






「あらー。やっちゃった。」



40歳のNさん、横から来た乗用車にぶつかっちゃて、転倒しちゃった。


「死にましたかね。」


「病院行きかな。」



もちろん、ディスプレーの中。






「次はイケシケさんどうぞ。」



順調順調。


「もっと速度上げていいですよ。」


そうか、もっと早く走らないと危険のほうが早く発生して、その後にバイクが通過しているのか。

これじゃ何も起こらないということか。



よーし。




速度を上げた瞬間、対向車線のバスの後ろから女の子が駆けてきた。




 



うそー。







その女の子バイクに向かって駆け寄ってくる。


女の子避けようとハンドル左に切っちゃた。



 




  ガシャガシャ  






転倒。


ガードレールも迫ってきた。




「アー、転倒しましたね。」


「私、死にましたかね。ん、女の子はどうなったの。」



「どうなりましたか。再現してみましょうか。」




実際はこのような事故は起こしたくないですねー。


ディスプレーの中の事故でよかった

 

 

【第14話 すべる~】

 

 

 

 

「すべるー。」




後輪がロックする。


今日は急制動の教習。

 

今日の先生はいつもの喜○先生。



時速40kmでパイロンに入り、ブレーキ掛けて、11m以下で止まる教習。

これが急制動。



「後輪のブレーキが強すぎます。もっと前輪のブレーキを強くかけて。

 

もう一回」









「ああ、おしい、今度はクラッチが早すぎます。それじゃ止まりません。

 

もう一回」


 


ここでB型は考えた。


「先生、止まったときにエンジン止まってもいいですかね」



「いいですよ」


クラッチ切るの止めよう。


B型独特の思考回路。


単純にすること。

 

左の手使わずに右手と右足だけで急制動だ。









でも後輪ロック。



「もうすこしですね。思い切って、右手だけで止まってみますか」



ははは、単純明快。


この先生もB型かな。

 

 

【第15話 赤旗は右】

 

 

「速度は30キロ、赤旗上げたら右に回避してください。


白旗上げたら左に回避ですよ」



今日は危険回避。


先生はいつもの喜○先生。





時速30kmでパイロン進入。





 左手 で赤旗 上がる。





とっさに





左に回避する。





ん?





左・・・じゃないよ。


えー。





「赤旗は右ですよ。左手で上げても右ですよ。もう1回。」


そうだった。


赤旗は右なんだ。







今度こそは。


B型ヤローは考えた。

喜○先生はお茶目な人だから今度は右手で白旗上げるかも。






もう1度パイロンに進入。






右手に赤旗。






よし、バイクは





左に回避。





んん?





「何やってるんですか。赤旗はどっちですか。」


「ははは、右でした。」

 

 

【第16話 みきわめ受けてみますか】

 

 

 

 

「みきわめ受けてみますか?」




といつもの喜○先生。


第2段階はシュミレーター教習やAT車体験や回避や危険体験走行ばっかりで


実車教習が極端に少ない。



完璧にできるものはひとつも無い。



しかし、B型ヤローは答えた。



 




  「受けます」  






考え方は前向き、単純、自分中心。


みきわめの時間でも上手くなるし、落ちたら落ちたでまた乗ればいいし。

バイクに乗るのは楽しい。


落ちてもまた乗れる。


どんどん走りたい。





今日は一緒に入学した20歳の子も一緒。


一緒にみきわめ受けることになった。




でも。




でも、浮かない顔している。



「どうしたの、だめな時はまた乗れるじゃない」


「あまり、バイク乗りたくないんです」



「えっ?」




よく分からない。


自動車学校でバイク楽しいの俺だけなのかなぁ。

 

 

【第17話 出走前】

 

 

「4番イケシケさんです。」




受験番号4番。


普通二輪の受験生4人。


そうです。


今日は卒業検定の日。



1番はバイク乗りたくないといった20歳の子。

2番は40歳のNさん。

3番は身長の大きい20代の男の子。




コースは今まで練習したBコースの法定コースと


Aコースの課題走行コースを組み合わせたもの。



コースは覚えてる。




45歳B型ヤローは考えた。


これまで試験に落ちたのは27年前に普通免許の修了検定の時だけ。

俺は試験に強い。

B型はここ1発勝負に強い。

 


自己暗示。




B型ヤローはまた考えた。


100点満点目指す必要は無い。

70点でいい。

 



坂道発進はできるようになった。

一本橋は6秒代でいい。

スラロームは8秒台でいい。

後はクランクで遠くを見ながら、やればいい。

 



バイクの乗り降りの動作を丁寧に行うこと。

昨夜は何回も何回もこのバイクの乗り降りを頭の中でシュミレーションした。

 

 

問題といえば急制動。

一か八かで前輪ブレーキのみで止まってみるか。

右足はペダルに添えるだけ。


これで、合格できるはず。


 


出走順位も4番目。


70点のイメージトレーニング。


よし、これでいける。



検定後の卒業証書を戴いている姿がまぶたに浮かんでくる。


ん。


待てよ。






70点ではやばいかも。

 

やっぱり75点にしよう。

 

 

【第18話 一発勝負】

 

 

1番はバイク乗りたくない子。


きっとバイク乗りたくないんじゃなくて、自動車学校がいやなのかも。

と思いながら、走っている姿を見ている。

 


結構上手い。

 

最初のバイクの取り回しの時は小さくて頼りなかったけど、上手くなった。

この子は間違いなく合格するなぁ~。


 




2番のNさん、急制動やり直し。

速度不足か。

あせるなよ。



Nさん完走してきた。

「ふー。ブレーキ早すぎてやり直しでした。」

「完走したから大丈夫ですよ。」 

「はははは。」

Nさん、苦笑い。







3番の子は20歳代の背の高い男の子。



完走してきた。

先生も言ってたなぁ。

完走できたら80パーセント合格だと。








いよいよ来た。

一発勝負。

B型特有の開き直り。



「落ちたらもう一回バイクに乗ることができるさ。」



出発点発進していきなり急制動。







ええーい。






前輪ブレーキ右手、ぐにゅー、右足ふにゃー、クラッチ切らずにバイクはエンスト。








止まった。





完璧。









B型のもうひとつの特徴は調子に乗り易い性格。



急制動で調子に乗った。







次は坂道発進。

まだ、減点は無い・・・・はず。


1度くらい坂道発進失敗しても大丈夫だ。






「後方確認して、よし。」



またしても一発発進。








ここまで完璧。







次はクランク。


信号過ぎたら、ギアを1速。

アイドリングでひざ閉めて遠くを見ながら左コーナー、それから右コーナー。






少しふらついたけど無事通過。







ここからS字。


これはぜんぜん問題が無い。







あと2つの課題。


1本橋とスラローム。


ここまではほとんど減点は無い・・・・・と思う。








よし、もう少しだ。

 

 

【最終話 よっしゃ!】

 

 

外周回って一本橋。


ここまでの減点はほとんど無い。・・・と思う。




一旦停止し、後方確認。





   よし、行け。   





 ブン  



 と吹かしてドンと乗って後ろのブレーキちょこっと踏んで、


アイドリングにして、目線は休憩室の窓。








少し早いが無事通過。


たぶん6秒台。





まだまだ、大丈夫だ。







最後は2番の交差点右折して、


8番の交差点左折して最後はスラローム。





ここはゆっくりでいい。





  ブン・ブン・ブン・ブン・ブン。 





多少遅めだがリズムカルに立ち上げる。





8秒台か。






   よし。   






最後の停車。


ニュートラルにして、方向指示器消して、エンジン切って、後方確認して下りる。


 





   できた。   















合格おめでとうございます。

校長先生のおことば。

4人全員合格。

良かったね。

最後にアンケート。

楽しかったです。

教えていただきました先生方に感謝します。




これで俺もライダーだ。


                                   完
――――――――――――――――――――――――――――――――――――

最後に

またまた教えていただきました○洋第二自動車学校の先生方、ありがとうございました。


無事、普通二輪免許取ることができました。

これからも、私みたいな中年ライダーの免許取得に力をお貸しください。


二度目の自動車学校シリーズから、ついでに普通二輪シリーズまで、


毎日、拙い文章をお読みいただきました読者の皆様、ありがとうございました。


これをもちまして、このシリーズは完結いたします。


皆様からのご声援が、私の活力となりましたことに、心より感謝申し上げます。


ほんとうにありがとうございました。


追伸 ――― 大型二輪シリーズも後日書こうと思います。


          また、読んでやってください。


          よろしくお願い申し上げます。