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まるかんのお店ひかり玉名店

 

〒865-0064

熊本県玉名市中1801-1

 

☎0968-73-9049

転送機能あり、24時間可

 

✉info@hikari49.com

fax 050-3730-4100

 

営業 11時~18時30分

定休日 木曜日

武史店長のついてる実話3「やっぱり大型二輪」

普通免許更新を8ヶ月間忘れ、27年ぶりに自動車学校に入学し無事に普通免許を再取得、自動車学校の教習中にバイクの実技が楽しそうだと感じた45歳B型ヤローは普通二輪取得のために再度自動車学校に入学しました。

 

その後無事に合格し、普通二輪の免許証を懐に入れ、我が家のB型次女と一緒に中型(400CC)のバイクを購入しに3号線沿いにあるバイクショップへ。

 

そこで目にしたのは・・・

 

免許更新忘れ発覚から45歳B型ヤローのイケシケの大型バイク免許取得の挑戦物語。

 

自己本位で書いてます。

興味ある方は時間あるときにでも読んでみてくださいね(^-^)

 

やっぱり大型二輪

 

【第1話 こっちがよかばい】

 

「バイク見に行くけどついて来るや。」


「行こ、行こ。」


熊本市内の3号線沿いにそのバイクショップはある。

B型の次女を連れて早速見に行った。



あるあるある。

300台くらいある。



欲しいバイクはすぐ見つかった。


黒のSteed400。

予算は40万くらいで探しに来た。

2002年黒、検2年付きのSteed400。

乗出し価格448,000円。

よく手入れしてあり、エンジン音もいい。




「これ、いいなぁ」

と言うと


「いいんじゃない。」

と次女。



「これローン組めますか」

と若い店長代理の吉○さんに聞いてみた。



「48回まで組めますよ。」




そうかー。




36回か48回か迷っていると





「ハーレーありますか。」

いきなり、次女が尋ねた。



「2階にあります。」



「父ちゃん行ってみよう。」



「おうおう。」



計算途中であきらめて2階へ行ってみた。





「かっこいいー。」

と次女。


「そら、そうだろー。ハーレーだから。」

と言うと


「こっちがよかバイ。」


「そら、そうばってん、金額が170万ぜー。」




吉○代理が

「エンジン掛けましょうか。」









ボン・・ボ・ボボ・・








低音とともに心臓まで届くような鼓動。








B型次女は目を丸くして

 

 




「すげー。絶対こればい。これ。」







「ははは、そりゃ無理バイ。170万は持たんし、大型免許自体が持たん。(持ってない)」







「父ちゃん取んなッせ。」







「はぁー。」



「良か先生の居らす(良い先生がいる)、自動車学校紹介しましょうか。」


吉○代理はそう言った。

 

【第2話 また自動車学校に行くとかい】

 

池「もう免許取ったつね。」

(もう免許取ったの。)



ここは商工会、池○事務局長。


髪は薄い(ほとんど無い)が人情には厚い、わが町の商工会名物男。



イ「とったよ。ほれ。」 

(取ったよ。ほら。)


イケシケは免許証を見せた。



池「おお、印ん、ついとったい。」        

(おお、印がついてますね。)


イ「普自二だろ。」 

(普自二でしょ。)


池「俺がつば見せよか、ほれ。大自二ばい。」 

(俺のを見せようか、ほら、大自二だよ。) 


イ「乗りきっとね。」            

(乗れるの?)


池「むかしゃ、乗りよったばってん、どぎゃんだろか。」 

(昔は乗ってたけど、どうだろうか。)


イ「俺も取ろかねー。」

(俺も、取ろうかな。)


池「また自動車学校に行っかい。」

(また自動車学校に行くのかい。)






宮○指導員トイレから出てきて、



宮「なーん、止めなッせて。普通で十分って。」   

(なん、止めたがいい。普通で十分ですよ。)


イ「何で。」

(どうして)

と質問すると、



宮「乗るなら250ぐらいがよかばいた。車検のいらんもん。」 

(乗るなら250くらいが良いですよ。車検がいらないから。)

                      
イ「車検は6万ぐらいてよ。」 

(車検は6万円くらいです。)



宮「大型なら、その他、何でん揃えなんけん。」  

(大型はその他何でもそろえなければならないよ)



イ「そら、250も一緒だろだい。」

(それは250も一緒でしょう?)


宮「革ジャンに皮のズボンばいた。ブーツに手袋、いろいろあるばいた。」  

(革ジャンに革のズボンですよ。ブーツに手袋、いろいろありますよ。)



イ「革ジャンな持っとるし、ズボンはGパンでよかろ。運動靴に軍手たい。」 

(革ジャンは持ってるよ、ズボンはGパンでいい。運動靴に軍手だよ。)


宮「はー、軍手はおかしかろー。」

(はー、軍手はおかしいよ。)


イ「ゴルフの手袋がよかろかね。」

(ゴルフの手袋がいいかな。)



宮「あら片手でしょ。野球の手袋がよかばいた。」

(あれは片手でしょ。野球の手袋がいいです。)


イ「冬は寒かろなぁ。」

(冬は寒いでしょうね。)


宮「なーん、あたは冬は乗らんけん。」

(なーん、あんたは冬は乗りませんよ。)


イ「そぎゃんかなぁ。」

(そうかなぁ。)


宮「そら、寒かけん。」 

(それは、寒いですよ。)





ふーむ。




一理ある。







池○局長のとどめの言葉が胸に響く。


「第一、今度行くなら4回目かな、自動車学校は。」




ふーむ。

 

 

【第3話 4度目の自動車学校入学】

 

またまた、




入学




しました。



大型自動二輪の教習があるところは、熊本には数校しかありません。

ここは熊本では結構有名な自動車学校。

大型二輪の教習は早くから実施されている学校です。

うちから山越えで30分で行けるから、ここにしました。

熊本では結構有名な建築家がハレーに乗って走るコマーシャルが有名です。

また、予約が、パソコンや携帯電話で取れるところがいいです。


本当は、普通二輪とった学校が良かったけど大型教習がなかった。


もともと大型まではとるつもりは無かったんですから。




ここの入学式は土曜日と水曜日。


12月3日土曜日に入学しました。


その日に入学した生徒は60人くらいでしょうか。

二輪の入学だけで10人以上。

これにはびっくり。

現在の総生徒数は1000人を越えているということでした。

またまた、びっくり。




B型のイケシケは計算高い。


ひとり平均25万として1回の入学で150万円くらい。

週2回で300万。

52週で・・・えーといくらだ。




「今は空いているほうです。冬やすみになったらもっと多くなります。」



はー、計算しきらん。

 

 

【第4話 何か、ドキドキするなぁ~】

 

「大型にまず慣れましょうかね。」


最初の教習は坂○先生。


「普通二輪のときのバイクは何でした。」


「これの400(CB400)です。」


「そうですか。このCB750は結構乗りやすいバイクなんですよ。」


「はい。」


「それじゃぁ、Bの発着点まで押して行きましょう。」


「はい。」


「重いですか?」


「少し重いですね。」


CB400に比べやっぱり重い。


「操作はCB400と同じです。


それじゃぁ、ミラー合わせて、エンジン掛けましょう。」






何か、ドキドキするなぁ。 





キーを回す。


おお、いい音だ。


CB400とはあきらかに違う力強い音。



「じゃー、ついてきてください。」







 動いた。 







発進がスムーズで加速がある。


「トルクが強いですから走りやすいでしょう。」


ほんとうだ。


「まあ、慣れるまでどんどん走りましょう。」




最初の教習では私と私より1つ下で44歳のTさんと一緒。

(このTさんとは卒検まで一緒だった。)

Tさんは中免持っているものの、15年ぶりのバイク乗車だそうで思うように行かない様子。





大型はすごい。



普通とは明らかに違う加速。


車体だけがどんどん先へ進んでいく感じ。








おもしろい。







時間は早いものですぐチャイム。







えっ、少し早くないか。







まぁいいか、今日はもう1時間とってある。

 

 

【第5話 欠点】

 

「さあ、行きましょう。」


2時間目。


44歳のTさんも一緒。


この時間も先生の後付けながらどんどん走った。


この時間の先生はさ○○先生。


わりと、かっこいい先生。





この時間、一番びっくりしたのが坂道発進。


普通二輪の時、苦手だったのに、大型だと関係ないという感じ。


なんといってもトルクが強い。


多少半クラッチ荒くてもどんどん前へ前へと進んでいく。





こりゃー楽だ。





もうひとつ。


車重が重いためか、重心が低いためか低速が安定している。


普通二輪のときあれほど苦労した1本橋とクランクが

強いトルクと低重心でアイドリングにブレーキ掛けながらでも余裕で進む。





こりゃー楽だ。卒業も楽にできそうだ。







「もう少し低速走行の練習が必要ですね。」

「はい。」





私とTさんには重大な欠点があったことが分かるのは次の日だった。

 

 

【第6話 はっきり言って通用しません】

 

 

 

「それじゃー、はっきり言って通用しません。」






林○先生。


年齢46歳。



「中免ならそれでもいいかもしれませんが、大型は今の技術では無理です。」


「はー。」


私とTさんは驚いた。



「低速で運転できなくちゃ。半クラッチですよ。見ててください。」


ブンブンエンジン吹かしてバイクに乗ったまま動かない。


いや、動いている。


少しづつ。



「分かりますか。半クラッチにしてエンジンブンブン吹かして後輪ブレーキかける。」



うそー。


半クラッチで後輪ブレーキをかけるだって?




「バイクは動力が伝わっている時は進もうとして倒れないんです。

でも、クラッチ切ったらバイクは倒れようとする。」





強烈なインパクト。






「さぁ、やってみましょう。私の後についてきてください。まず1速から。」





ブンブン吹かしながら先生の後についって行く。



はっきり言って難しい。


先生みたいにゆっくり走れない。


ガクンとつながりすぎたり、クッとクラッチ切れたり。


すぐ、倒れそうになる。







  難しい。 








「はい、2速にして。」







1速で、できないことが2速でできるのか?






またまた、先生ゆっくり走る。


その後をアヒルみたいについていく。


あれ、2速のほうがバランスとり易い。


「先生、2速が易しいです。」


「ほう、分かりましたか。2速のほうが低速にしやすいんですよ。」


へー。大発見。


2速の方がいきなりつながったり、切れたりすることがないように思える。





「さぁ。もっともっとエンジン吹かして、ブレーキ踏んで。」






このとき初めて分かった。


4輪では半クラッチはあまり使うなと言われていた。


バイクも半クラッチはいけないものだと思っていた。


バイクは違う。


バイクの技術を高めるためには半クラッチができなくちゃならないことを。







「イケシケさん、まだまだですけど、いいですよ。」


「はい。」



「さぁ、もっともっと半クラッチでエンジン吹かしてブレーキ踏んで。」







「でも先生、バンバン吹かして暴走族みたいですね。」

 

 

【第7話 2時間オーバーでいきましょう】

 

 

 

「1段階で2時間オーバーでいきましょうか。」




2時間オーバーをはじめから覚悟して、低速走行を練習するわけか。





「半クラッチが上手く使えないと、この先の教習や実際路上を運転する時たいへん無理が生じます。

それから、2段階ではシュミレーションとか体験走行とかあって、実車が少ないんですよ。

今技術磨いておく方がいいです。」





なるほど。


「分かりました。」


1万円の損失だけど普通二輪で楽しちゃったからしょうがないね。





「さあ、行きますよ。」

「はい。」



「もっと思い切ってエンジン吹かして、半クラッチでブレーキ踏んで。」



こんなに吹かしていいのかなぁ。

クラッチ壊れないのかなぁ。





「もっと肩と腕の力を抜いて。そうそう。」






なるほど。

だんだん慣れてきた。






「良くなりましたよ。」


「はい。」






「これ覚えたら、もっともっとバイクが楽しくなりますよ。」

「はい。」






「私は世の中で一番おもしろいのが、バイクだと思っています。

でも、一番危険なものもバイクだと思います。」


「はい。」



「だから、どんどん技術を磨きましょう。今がチャンスですから」







なるほど。

そういう考え方もある。







「バイクは1台1台癖ありますから、免許取ったら必ず慣らし運転行ってくださいね。

自分の腕をバイクに慣らすための慣らし運転を。ね。」

 

 

【第8話 一発で切り込む】

 

「ここのクランクの曲がり方はハンドル1回きって、固定して、円を描くように回ると楽なんですよ。」




今日は、坂○先生。



「一度後ろに乗ってみて。」


先生とタンデム走行。




「クランクに飛び込む前に2速にして半クラにして、

左のふち石とバイクのこの距離確保して、ここから1発でハンドル切る。


後はそのまま。」







へー。







「目線移して、今度は右カーブ。

右のパイロンとバイクのこの距離確保して、ここから1発でハンドル切る。


後はそのまま。」







すげー。







「こうすれば必ずうまくいきますから。さあ、やってみて。」











ほんとうにうまくいく。



円で走るのか。



「そうそう、半クラッチができれば、ほとんど問題ないですから。


何度か練習しましょう。」










2回目のクランク。


曲がりすぎて、左のパイロンに突っ込んじゃった。




「それは曲がりすぎです。パイロン見てたらダメですよ。

左カーブ曲がったら、途中から目線を右カーブに移さなきゃ。」


バイクは目線の方向へ進むんだった。





昨日練習した半クラッチのおかげで低速コーナーが楽になった。



「この方法はコースの左カーブの小回りに利用できますよ。」







なるほど。







もっともっと半クラッチ練習しなきゃ。

 

 

【第9話 ブレーキで無理やり抑えて】

 

 

「橋に乗るスピードが速すぎます。」


一本橋。


今日も坂○先生。



「橋に乗って半分を2秒で行ってます。後半分が4秒くらいです。

乗る前から半クラでスピード落としていかなきゃ。」


大型は10秒以上が満点だ。


半クラッチは練習した。







思い切ってゆっくり乗ってみる。


ふらふらして落ちる。



「もっとエンジンをバンバン吹かして、

バイクが進もうとするのを後輪ブレーキで押さえ込むように。もう一度やりましょうか。」




そうか、エンジンとブレーキを戦わせる感じか。







今度はブンブン吹かしてバイクが進もうとしているのを無理やりブレーキ掛けながら橋に乗った。



少しふらふらするけどうまく行きそうだ。



「9秒で行けましたよ。」







やった。







「もっともっと練習して13秒で渡れるようになりましょうかね。」


え、そんなことができるようになるのか。



半クラッチってすごい。


アクセルとクラッチと後輪ブレーキ、3つでセットなんだな。

 

 

【第10話 ハンドルは動かすんです】

 

 

「上手くなりましたねー。格段の違いですよ。」


今日は通用しないと言われた、林○先生。


「おかげさまで。」


「左の小回りも上手になりましたね。」

「はい。」



「今日はもうひとつ、レベルアップしましょうか。」

「はい。」



「イケシケさんはバイクのハンドルは意識して動かしてますか。」


「は、動かしているような、動かしていないような。」


「そうでしょう。あまり意識していないでしょう。」

「そうですねー。」


「ハンドルはどんどん意識して動かすんですよ。但し、低速の時だけですが。」


「えっ、動かすんですか?」


「小さく曲がろうとしたら思いっきり切り込むんです。半クラッチできるなら倒れません。」

なるほど。




「1本橋では小刻みにハンドル動かすんです。走る距離が長くなるし、バランスもこれで取れる。」


なるほど。



「あとは実践ですけどね。でも、バイクがもっともっと楽しくなりますよ。」

「はい。」




「さあ、行きましょう。」

 

 

【第11話 コース覚えた】

 

 

「コース、覚えてきましたか。」


「はい。」




昨日、先生から言われていた。


「卒検で落ちる生徒さんのほとんどが課題なんです。


ですから時間があれば課題を練習したいんです。」

「はい。」




「ですから教習時間中にコースを覚えるのは無駄なんです。」

「はい。」


「検定コースは2つありますから両方のコースを家で覚えてきてください。」







今日から第2段階。


昨日の夜、AとBの2コースを覚えた。






「それでは、まず、Bコース行きましょう。」

 




出発して、一時停止。右折して外周道路へ。

ここまではAコースも同じ。

⑤の交差点を左折して信号直進交差点左折して、また⑧を左折して外周へ。

外周から踏み切り通過してまた外周へ、



今度は外周から坂道発進坂下りて外周へ。

1週回って、急制動。



それからスラローム、1本橋、クランク、波状路、8の字、最後にB発着点へ。





「はい。覚えましたね。次はAコース行きましょう。」

「はい。」






一時停止の後外周回って今度は③の交差点から左折して信号へ。

信号左折してまた外周へ。

外周から坂道発進して踏み切りへ。

また外周にでてまた信号へ行き、左折して外周へ。

1週回って急制動。

それから、波状路、8の字、クランク、スラローム、1本橋、



そしてB発着点でおしまい。





覚えている。





「覚えていますね。


後は完成度を高めていけばいいです。」


「はい。」





「それでは、波状路を攻略しましょう。」



1段階のみきわめの時少しだけ習った。


難しい。


「半クラッチ良くなりました。見違えるほどです。もう少しですよ。」



B型のイケシケは、のりやすい。






よし。






この先生、褒めることが上手だ。

 

 

【第12話 少し短いんじゃないか?】

 

 

「段を前輪が乗り上げる寸前にアクセル一瞬吹かし、


ちょっとずらしてクラッチつなぐ。」




今日は波状路。


大型特有の課題。


1速で立ち姿勢のまま10本の凸を5秒以上掛けて走る走行。




「いいですか、アクセル、クラッチ、それの繰り返しだから。」


センタースタンド立ててバイクに乗って立ち姿勢のまま右手と左手の連動作。



「じゃ、実際やってみましょう。」








うまく行かない。



「もっと腰伸ばして。腕に余裕もたせて。」


難しい。



「ひざでタンク挟んで前輪の突き上げはひじで吸収して。」








どうしても上手くいかない。


腰伸ばしてタンク挟んで手を伸ばすとハンドルに指先だけしか届かない。




そうか、俺、腕が短いんだった。

高校の時言われていたんだ。

「お前は腕が短いなぁ。」


どうすりゃいいの。  







先生もどうやら分かったらしく


「もっとタンクの中央付近に立ってみようか。」



この姿勢はちょっときつい。

前に倒れようとする体を、ひざで挟んで我慢する。

 




「んー。」




ひざの内側が痛い。


妻のもっちゃん、ママさんバレーやってたなぁ。


明日はスポンジの入ったひざ当て、借りてこよう。

 

 

【第13話 上手いですね~】

 

 

 

「上手いですねぇ。」





今日は急制動。


これだけは、ほめられる。


普通二輪のとき、これだけはたくさん練習した。

なんといっても前輪ブレーキのみで止まる練習をしたのが良かったみたいだ。

今は前輪後輪バランスよくブレーキ掛けることができる。

また、急制動は上手くいくせいか、余裕がある。






ここで、いつものB型思考が働いた。





ブレーキ掛けた瞬間に前輪が沈む。


重心をもっと後ろに掛けてやればもっと早く止まれるんじゃないのかな。 








お尻をシートの後ろのほうにずらしてスタート。







今だ。








前輪ブレーキ中心に急制動。


おお、上手くいった。




 「ほんとうに、急制動だけは上手いですねー。」 




またまた、褒められた。








「今日はCB400でも急制動やってみましょうか。これに乗って1週回って急制動ね。」





久々にCB400に乗ってみた。



あれ、ギヤペダルが狭い。

左足がギヤペダルの下に入らないよ。

普通二輪の教習でもこんなに狭かったかな。







そして、急制動。


おお、ずっと手前の方で止まれる。


「どうですか。」

「CB750より易しいです。」

「どうしてでしょうか。」

「軽いからだと思います。」



「そうです。今なら、スラロームだって何だって易しく感じると思いますよ。

でも、逆に言うなら、大型は重いということです。

ちゃんとした技術を身につけないと大型は無理することになるんですよ。」



その通りだ。

1段階の2時間オーバーはそういう意味から言えばよかったことだと思う。

 

 

【第14話 宙を舞う】

 

 

「二人とも適正検査の結果いいですね。」



今日はシュミレーター教習。

先生は例の林○先生。

生徒は2人。

30歳くらいの男の子と私。




「特に自分を良く見せる傾向が5(よく見せようとしない)というのはいいですね。」

と先生。


「そうなんですか。」

と生徒の2人。



「事故する人に多いのがこの傾向が悪い人ないんですよ。」

「へー、そうなんですか。」



「総合もいい。」

「ありがとうございます。」



「適性検査見ながら我々は指導するんですよ。適正ってよく当たってますよ。」


そうなんだ。






「それじゃシュミレーターいきましょか。」

「はい。」



「この機械ね。実は1500万円するんですよ。」

「は。」


びっくり。


普通二輪でも同じようなヤツがあったなぁ。





「じゃー、イケシケさん、やってみてください。」



普通二輪では右から女の子がバイクめがけて走ってきたなぁ。

そうそう、あの時は転んでガードレールにぶつかったんだっけ。





「はい、指示通りに走ってください。」

「はい。」





だいたい危険な場面が分かる。


どんどんコースは進んでもう少しで無事故で終わる。


前の乗用車が右折する。


私のバイクは直進。


乗用車の向こうには何も見当たらない。





乗用車が右折した瞬間バイクが右折してきた。








あちゃー。








何か宙を舞ったような感じで転倒。



普通二輪に続いてまた死んじゃった。




「よくここで事故るんですよね。」



でも相手は、背の低いバイクだったんだろうなぁ。


全然見えなかった。

 

 

【第15話 下手になっちゃいましたね~】

 

 

 

「あれれ、どうしたの。急に下手になっちゃったね。」



もうすぐ卒業検定。


今日の先生も林○先生。




原因は分かっている。

教習用のバイクと検定用のバイクは分かれていて検定用のバイクが新しい。

今日は検定を控え慣れるために検定用のバイクに乗っている。




「先生、クラッチがすぐ繋がるんです。」

「新しいからね。」


「それから、アクセルをちょっと回しただけでもエンジンの回転が上がるというかなんと言うか。」

「でも、乗りやすいでしょう、新車だから。」



とんでもない。



やっと慣れた半クラッチがまた分からなくなった。

ここまで来てまた低速走行の練習かな。


「イケシケさん、目線が下がってます。」

「え。」



いつもどおりやってるつもりだけど。



「バイクに気が行き過ぎてますよ。無意識かもしれないけど。」




なるほど。




「この前までは良かったじゃないですか。もうできるんですよ。」

「はい。」


「思いっきりが足りません。もっとエンジン吹かしてブレーキで押さえ込んで。」




そうか思いっきりが足りないのか。






「私の後に付いてきてください。行きますよ。」






先生どんどん走る。

いつもより速いスピード。


付いていくのがやっとだ。






アクセルブンブン吹かす。

外周利用して仮想のスラローム。

それも3速で。

ちょっと強引と思えるくらいの派手な走行。





「いいでしょう。目線も上がりましたよ。」

「はい。」





「イケシケさんは、できるようになってます。


卒検は今までの成果を発表するつもりで受けましょう。」


「はい。」





「それでは、最後に課題を仕上げましょう。」




波状路、1本橋、クランク、8の字。


できる。


目線が上がり思いっきりが良くなったら、できる。






スラロームに突入。


スラロームは普通二輪の時からそれなりにできていた。

リズムカルに行こうとするがエンジンの回転がすぐ上がるため速くなってしまってうまく行かない。




先生バイクから降りて、


「もう一度スラロームやってください。」






パイロン倒しちゃった。



「もう一度。」






うまく行かない。




先生が突然言いました。


「分かりました。原因が。」


「は。」


「イケシケさんはスラロームの時後ろのブレーキ使ってませんね。」


「えっ。」


「今度は後ろブレーキ少し掛けたまま進入し、アクセルワーク使いましょう。半クラは使いませんよ。」




えっ、ブレーキ掛けたままやるの。



二輪って常識じゃ考えられないことするんだなぁ。


まぁ、いいか。





「さぁ、行きましょう。」



軽く右足踏みながら







 ・ブン・ブン・ブン・ブン・ブン 







すごい。できる。






「そうです。できるじゃないですか。」

完璧じゃないけど、簡単だ。


アクセル開け具合が慎重にならず適当でいい感じ。



そうか。




これが二輪の常識か。


普通二輪から今日までスラロームやってきたけど、


こうすれば良いのか。



卒検うまく行きそうだ。




「さぁ、もう一回行きましょう。」

 

 

【第16話 卒検①出走順位7番】

 

 

検定コースはAコース。

AT車1人、普通二輪8名、大型二輪7名。


大型受験者ではまた最後の番号7。

これまでの自動車学校の卒検の順番はいつも最後。

でも、すべて一発合格。

縁起のいい順番。





6番は大阪弁の22歳の男の子。

大学生と言っていた。


5番は同期入学のTさん。

44歳で林○先生から通用しないといわれたもうひとりの仲間。


バイクはCB400が2台、CB750が2台使われて、3分送れ位で検定開始。


どうせ最後の出番だからゆっくりしよう。





今日は寒い。


ホカロン2つポケットに入れ、ホカロンの貼るヤツ腰に2つ、

膝には妻のもっちゃん愛用のママさんバレー用のスポンジの入った膝当て着けて準備万端。





普通二輪の検定を思い出す。


あの時は最初の課題の苦手だった急制動がほんとうに上手くいった。

あれから調子に乗ってあれよあれよという間に合格した。

苦手な半クラッチ使わなかった。


あのまま、普通二輪のままでバイクに乗っていたらどうなっていただろうか。

コーナー恐る恐る回りながら、事故るか、または、乗るの止めていたか。


今は半クラッチできるようになった。

大型二輪受けに来たのは本当に正解だったんじゃなかろうか。







5番のTさん出発していった。

15年のブランクがあったTさん。

大型取ったら、カワサキのZ1買うといってたなぁ。






Tさん無事完走。



「ふー。」とTさん。

「上手くいったみたいですね。」

というと、


「どうですかね。次頑張ってください。」

とTさん。








6番の大阪弁が出て行った。



もうすぐだ。

 

 

【第17話 卒検②右足ついちゃった】

 

 

「7番イケシケです。」

と名を告げてCB750のところへ行く。


いよいよ順番が回ってきた。

検定コースはAコース。


CB750の新車。

クラッチが浅く、アクセルの反応が早い。

慣れるのに苦労した。






ハンドルを持ち、右手でブレーキを掴み、スタンドを上げる。

後方を確認後、バイクをまたぎ、右足はステップに乗せ後ろのブレーキをかける。

ミラーを合わせ、クラッチ切って、キーをONにして、セルを回す。

エンジンがかかった。


エンジン音は静かだ。


後方確認し、前輪ブレーキかけ、右足を着いて、左足で1速に入れる。

右足をステップに戻し、ブレーキをかけ、出発準備完了。







さあ、いくぞ。







あらためて後方確認し、出発。


スムーズに発進。


すぐ後方確認し右折の準備。

一時停止して右折。


外周にでた。

外周を4分の3回って、③の交差点から左折。

信号右折でまた外周へ、すぐ左折して坂道へ。




普通二輪では苦労した坂道発進だが、全然問題なく通過。

大型の強いトルクが利いて楽に発進できた。



坂を下りて右折して信号すぐ左折。


運よく青信号で信号通過し、また右折。


この辺は忙しい。




そのまま踏み切りへ。




手前で止まって

「右よし、左よし、右後方よし、左後方よし。」


1速のまま通過し、すぐ右折して外周へ出る。

もう一度右折しまた信号へ。

今度は赤信号、1速に入れたまま、しばし待つ。





ここまでの減点はほとんどないかな。





この先は信号左折し、進路換え、一時停止したのち、右折しながら外周へ出ることになる。




青信号になった。



予定のコース1速でたどりながら一時停止3m手前でふらついた。







「あっ。」







思わず右足着いちゃった。


それも右足はセンターラインの上。





あちゃー。


これだめかな。






検定官が乗ってる後の車見たけど何にも言わない様子。





まぁ、いいか。





あらためて一時停止に止まった後、スタートして外周回って、次は急制動。


これは得意中の得意。


時速40kmを維持しながらパイロンに進入。






今だ。






前輪のブレーキを極端に強くかけ停止する。

当然重心を後ろにかけることを忘れてはいない。

止まる直前にクラッチ切って無事停止。





パーフェクト。





さあ、いよいよこれからがたいへんだ。

 

 

【第18話 卒検③さぁ~どうする】

 

 

課題コースに向かう。


最初は波状路。


これが難しい。


幅70cmの10の凸を5秒以上かけて立ち姿勢のまま通過していくヤツ。

波状路の手前30mくらいから1速にして方向指示器消して



バイクをまっすぐ合わせ、立ち上がる。

膝でタンクの座席から3分の1くらいのところを挟み込み閉めつける。

もっちゃんの膝当てつけてるおかげで思いっきり挟むことができる。





さあ、いよいよだ。





凸乗るときに、アクセル一瞬回して戻す。

すぐクラッチつないですぐに切る。

これの繰り返し。






ブン・ブン・ブン・ブン・ブン・ブン・ブン・ブン・





少しふらついた。

何とか通過した。





んんー、5秒以上はどうだ。








左折して8の字。


まず左コーナー回る。

直線の前でアクセルちょっと吹かす。


バイク立ち上がって、今度は右コーナー。

コーナーリングの途中で方向指示器左を点ける。






8の字終わってすぐ左の小回り。


これが難しい。


ここでよく左足着いていた。

思わずクラッチ切ってしまうのが原因だった。




B型ヤローはひらめいた。






少し大回りしよう。


減点でもいいや。




ひらめき通り上手くいった。







次はクランク。


坂○先生から習った一発で切り込む方法。

8割は成功する。


2速で半クラッチ。

ふち石との間隔維持したまま左コーナー1発で切り込む。

そのまま円を描きながら180度方向を換え、次は右コーナー。


「絶対下を見ないように。」

って先生から言われてた。

クランクで失敗する時は目線が下向いた時だった。




右コーナーもさっきの要領で1発で切り込む。




曲がれた。






ふらついたけど、そんな減点は無いだろう。







あと、スラロームと一本橋。



B型ヤローはまた考えた。



普通二輪では安全策をとった。

そう、タイムに余裕もたせた。

減点覚悟で。


今度はどうする。

前半のセンターライン上での、

 

右足つきで何点減点があるのか分からない。

 

 

さぁ、どうする。


 

【第19話 卒検④びっくりしたなぁ~もう】

 

 

よし、スラロームは7秒台で行こう。

一本橋は最後の出口で思いっきり粘ってみよう。





スラローム進入する。


林○先生から教わったとおり、右足をブレーキ少しかけた状態で進入する。

最初のパイロン、左コーナーで交わした時、バイクを左に倒す。

すぐにアクセル、ブンと回し立ち上げる。


ブレーキ踏んでるおかげでエンジンの回転は上がるがスピードはあまりあがらない。






  よし。 






「目線はパイロンを見てはいけません。出口付近のあの辺を。」

って先生に言われていた。



遠くを見ること。






 ・ブン・ブン・ブン・ブン・ブン 






4つ目のパイロンで左の方向指示器点ける。








上手くいった。

時間はたぶん7秒台。

7秒以内では無理だったろう。

なに、減点5点、予定通りさ。










最後の難関、一本橋。


橋の後半で思いっきり粘ってみる予定。


バイクを橋と一直線にして一時停止。

一本橋は急性動と反対でシートの前の方に重心を移すと安定することが分かっている。


後方確認し、エンジン強めの半クラッチでブレーキ踏みながら、思い切って橋に乗る。






  よし。 






エンジンとブレーキを喧嘩させること。


「ここでも目線はまっすぐ遠くを見る。

小刻みにハンドル左右に動かしながら速度は後輪ブレーキで調整するように。」

って先生に言われていたなぁ。




橋の後半戦。





倒れそうになったらブレーキ離せばいい。

もっとゆっくり。


もっと。



これまでか。







ブレーキ踏んだり緩めたりしながら橋を下りる。





10秒台か、9秒台か。










発着点に帰ってきた。


駐車処置。





ここで減点されるわけにはいかない。





左のポールに合わせてバイクを止める。

右手でブレーキ掴んだまま、左後方確認し、右足を着く。

ギヤをニュートラルにし、また右足をステップに乗せる。

方向指示器を消し、キーを回してエンジン切って、後方確認してバイクから下りる。

スタンド立ててゆっくりバイクから離れる。







 ふー、終わった。






「イケシケさん、ちょっと」

突然、検査官から呼ばれた。





  やばい。  




検定中止って言われるのかな。









「イケシケさんが最後ですので、バイク車庫になおしといてください。」




「・・・・はい。」

































びっくりしたなぁー、もう。








これですべての検定は終わった。


合格発表と卒業式は1時間後。


たぶん、ぎりぎりの点数。


どうなりますか。

 

 

【最終話 ガヤガヤガヤガヤ】

 

 

ガヤガヤガヤガヤ。




2階第1会議室。

入学説明会の時と同様に人が集まった。


そう、合格発表なんです。


二輪受験者16人のほかに、普通4輪受講者が50人以上。





  すごい数だなぁ。 





ガヤガヤ。



「はい、静かにしてくださーい。」


先生が入ってきた。


「みなさん、一度後ろのの方に移動してください。


合格者を読み上げますから、呼ばれた方は前の方から座ってください。」



みんな一斉に





ガタガタ。ドタドタ。ガヤガヤ。





「はいはい。静かにしてください。

まず、4輪の方から発表します。」




合格者が呼ばれるたびに、

ヒソヒソ声で キャーとかオーとかヨシとかいろんな声が聞こえてきます。



「以上4輪の合格者です。」


オーという声。





「次に二輪の部です。まずは大型二輪です。」


いよいよか。


「1番○○さん。」


なるほど。




ドキドキ。




「2番○○さん。」

発表は続いていきます。





ドキドキ。





「5番Tさん。」

やった、Tさん合格。

これで、Z1 買えるね。






ドキドキ。ドキドキ。







「6番○○さん。」

おー。

大阪弁の男の子合格。








ドキドキ。ドキドキ。ドキドキ。















そして、

「7番イケシケさん。」








よし。やった。








「以上が大型二輪の合格者です。続きまして普通二輪の合格者です。」


「1番○○さん。」

オー。


「2番○○さん。」

オー。


発表は続いていきます。








「合格者は以上です。呼ばれなかった方いますか。」

後ろをみんな振り向く。

誰もいない。



「 検定中、検定中止と言われた方は、ここにいらっしゃいませんので、

完走できた方は全員合格ということですね。」



へー。



なるほど。





「あらためまして、皆さんおめでとうございます。」


合格後の免許申請の説明が続く。







思いおこせば今日までいろいろあった。

9月に免許更新するのを忘れていたことが分かり、慌てたなぁ。

仮免許もらって27年ぶりに自動車学校に行った。

いろんな先生とめぐり合えて、おもしろい経験もしたし、いろんな人にも迷惑かけた。

学校のバイク教習見てたら、若い頃のバイク乗りたいという欲望がどんどん膨らんで、

入学金免除がキッカケとなって、また、自動車学校へ行くことに。

普通二輪免許取って娘と一緒にバイク買いに行ったらハーレーの音に惹かれて、

思い切って大型二輪免許取得へ。


もう、自動車学校に行くこともないだろうが、ほんとうに楽しかった。



さあ、後は。


後は・・・・バイクだー。


バイク買いにいくぞー。


                                       完

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最後に

皆様方におかれましては、二度目の自動車学校シリーズ、ついでに普通二輪シリーズ、

それから今回の、やっぱり大型二輪シリーズをご愛読いただきまして



誠にありがとうございました。

2005年12月21日より、約3ヶ月3シリーズ全57話を連載させていただきました。

この57話は実話を元にしておりますため、


このシリーズに関係のある方々にご迷惑をおかけするのではないかと常々考えておりました。

しかしながら、関係者の方々より

「おもしろい。次はどうなるのか。」



という声援を受けほんとうにうれしく思った次第にございます。

これらのシリーズはこれで終了させていただきます。


最後になりますがこれまで応援していただきました皆様方に心より感謝申し上げます。


ほんとうにありがとうございました。


                                     2006年3月 イケシケ