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まるかんのお店ひかり玉名店

 

〒865-0064

熊本県玉名市中1801-1

 

☎0968-73-9049

転送機能あり、24時間可

 

✉info@hikari49.com

fax 050-3730-4100

 

営業 11時~18時30分

定休日 木曜日

武史店長のついてる実話「二度目の自動車学校」

感謝してます。

まるかんのお店ひかり玉名店の池田武史です。

 

このお話は、池田武史(当時イケシケと呼ばれていた)の2005年のお話です。

まるかんのお店を始めるきっかけにもなった免許証更新忘れ事件。

過程を説明すると、

 

免許証更新8か月忘れが発覚 → 27年ぶりに自動車学校に行き → 免許センターで学科試験を受けて合格 → 免許証をもらうまでの待ち時間に免許センターの売店に行く → 斎藤一人さんの本「変な人が書いた驚くほどツイてる話」に出会う

 

という感じでひとりさんを知ることになります。

今回のお話は、免許更新を忘れ発覚から、免許センターで学科試験合格のところまでのことを書いています。

 

バカバカしい実話です。

ほんとうに暇な方は読んでみてくださいね。(笑)

 

二度目の自動車学校

【第1話 事件発覚】
事件が発覚したのが9月5日の暑い日。
21歳のA型長男が車を買いました。

休眠していた私の任意保険を譲渡することにしました。



保険屋さん曰く、
「息子さんと親子であることを証明するために双方の運転免許証のコピーをください。」
快くコピーを渡し保険料の話をしていたら、

 

「お父さん、この免許証は失効しています。」

 

よく意味が解らず免許証を眺めたら、更新するのをすっかり忘れてた。

 

私の誕生日は1月5日。
今日は9月5日。



どうなるの。

 



妻のもっちゃん  
 「うそー」 




 



警察に電話したら、

 

「半年以上過ぎているから仮免からですね。詳しい事は免許センターで聞いてください。」

 

仮免からってどういうことよ。

 

免許センターに電話したら、

 

「平日の13時にその免許証を持ってきてください。」




続きはまた後日。

 

 

 【第2話 たいへんだ】

 

一夜明けて9月6日の13時。



運転できない私は妻もっちゃんの運転でやってきました。



ここは免許センター2番窓口。




「すいません。免許失効したんですけど。」



「あら、たいへん。8ヶ月。半年以上だから仮免からですね。


あっちで適正受けてください。」




視力の検査官曰く、



「たいへんですね。あと2ヶ月早かったら適正だけでよかったんだけどね。


手続きができるまで1時間くらいかかるけど、あちらの席で待っててください。」



しぶしぶもっちゃんと二人で座っていたら、60歳くらいの男の人ニコニコしながら



「あなたもやっちゃいましたか。私は1年以上だから取り直しですよ。」


 


「え。あなたもですか。そりゃたいへんだ」



私は仮免からだから、良かったのか悪かったのか。




1時間後名前を呼ばれました。

私とさっきのおじさんと、それから20代のお嬢さん2人。





今日だけでなんと  も同類がいた。






警察の方が言いました。



「良かったですね、無免許中事故が無くて。はい、仮免許証。


この期日までは本試験に合格してくださいよ。」

 


チョとムカッとしたけど後の言葉に驚いた。




「本試験は平日9時に受付して、学科通ってから路上の試験です。


コースは免許センターの周辺道路で当日にコースを発表します。


私の知っている限りでは、1回で合格した人はこれまで1人だけです。


その人はこの近所の人みたいでした。


とにかく仮免許練習中をはって毎日走って道を覚えることが先決でしょう。」

 



免許センターまで片道1時間以上かかるし、


もっちゃんを乗せて仮免許練習中はって、取れるまで何回くればいいの?
 

それに今時、マニュアルの乗用車ってあるのか?






ほんとうに、こりゃ、たいへんだ。







この続きはまた後日。

 【第3話 二度目の自動車学校】

 

ここは熊本の某自動車学校です。



勤め先からは車で15分の距離にあり、生徒も少なく、


割かし自由にいけるトコがいいと思い9月10日入校しました。



免許センターの一発合格も検討しましたが、1,2回くらいで合格する自信も無く、


妻のもっちゃんと2人で何日も拘束されるのもちょっと辛いし、


お金がかかるけど、思い切って近くの自動車学校へ行くことにしました。



仮免を持っていることもあり、入学金込みの17万円でめでたく入学し、


実技19時間、学科16時間受けることになりました。


入学した人は若い女の子がたくさん。





みんな  ジロジロ  見るし、何か場違いなトコに来たなぁ。






視力の検査受けて、適性検査うけて、予約の方法聞いて、終わりかなと思ったら



「初めての方は1段階の学科1を受けてください。


イケシケは仮免持ってらっしゃるから2段階です。


今日の17時30分から乗れますがどうしますか。」







私は空かさず    「乗りまーす。」



1日も早く卒業しなくちゃ。


しばらくして場内放送





「イケシケさーん、11号車です。」




11号車の前で待っていると私より10歳くらい上の先生がやってきて、

「じゃぁ、乗ってください。」

「エンジンかけて出してください。路上行きましょう。」

「初心者じゃないですねぇ。何したんですか。」

「8ヶ月も更新忘れたんですか。そりゃたいへんだ。


でも、事故しなくて良かったですね。任意保険も何も下りないんですよ。」


へぇ、初めて知った。




「ここには飲酒運転で免許が無くなった人などいろいろ来るけど、


2ヶ月ほど前に更新忘れた人が1段階から受けられてましたよ。


そんな生徒さんはある程度年配の人が多いから指導員にも年配の指導員がいますよ。」


それ聞いてすこし安心。



あまり若い先生から怒られるのもいやだからね。




今日は国道ずっと走って終りでした。

今日の先生は岩○先生。

ずっとこの先生ならいいなぁ




この続きはまた後日。

 

【第4話 バイク起こせるの】

 

「今日は駅前の方に行きましょう。」




今日は自動車学校2日目。


自動車学校の出口へ向かうと、二輪の車庫の前でバイクが倒れてる。

そのバイクを若くて小さい女の子が起こしてる。


「バイク倒しちゃったんですかねぇ。」


と先生に聞くと



「普通2輪の生徒さんね。今日からだね。


起こすことができなかったら、あの二輪の免許は取れないんですよ。」



「へぇー。」


「重いんでしょうねぇ。」


と聞くと


「CB400だから200キロは無いぐらいでしょう。」



心配でミラーから目が離れない。




あんな小さな子があんな大きなバイクを起こせるのかなぁ~という心配と

バイク起こしている彼女の腰が






 丸見え      だった。






お尻のほうまで 見えそう だった。






少し、ドキっ とした。






この続きはまた後日。

 

【27年ぶりの学科教習】

 

開始10分前2段階の学科を習う第5教室に入る。



誰もいない。



年寄りは控えめに後ろの席に座ろう。






若い3人組のお嬢さん。


ドアを開けて私を見て一瞬立ち止まった・・・ように見えた。


「こんにちは」とか細い声。


私も負けじと「こんにちは」と小さく聞こえるように挨拶。



次は若い男の子。


Gパンがズレ落ちそうだ。



熊本の最近の流行で、うちの次男もやっている。



私を ちらっ と見る。


それから、わたしの1つ斜めの席に座る。


変な沈黙。






「こんにちは~!!!」





突然・・・大きい声。



今日の先生は○上先生。


若い先生。



「今日は学科教本169ページ、駐車と停車というのを勉強します。


はい、顔上げてください。


Aさん、引越しで止まっているトラックは駐車でしょうか停車でしょうか?」




「駐車だと思います。」とAさん。




「はい、そうですね。それでは、イケシケさん、


超満員の観光バスが止まり60人の観光客が降りています。


このバスは駐車でしょうか停車でしょうか?」




「停車だと思います。」




「そうですね。人の乗り降りのための停止は停車です。」




ほっ




先生が教室の雰囲気に気が付いてくれたのか、私の教習原簿見て、



「みなさんに言っときますが、イケシケさんは飲酒運転やその他、


悪いことして免許取消しで来てらっしゃるんじゃないからね。


免許更新を半年以上忘れたため、しょうがなく入学されました。


私も36歳になりますが、年とってから、また免許取るのはたいへんですから。


みなさんも注意しましょうね。」



私はさすがに苦笑い。

この先生、かなり若作りしてるな。




「脱線ついでに、自動車学校の場内では接触や脱輪やその他たくさんのミスをしてください。

みなさんもいずれは免許取って自分ひとりで一般の道路を走るでしょう。


その時、うまく走れるように、何があってもあわてることが無いように、


今、校内でたくさんミスをしてほしいと思います。


以前、私が教えた生徒さんが二輪に乗ってて事故して亡くなりました。


スピードの出しすぎでカーブを曲がりきれなかったそうです。


教えてた時、もっとカーブの手前でスピードを落とす必要性を教えるべきだったと後悔しています。


私たちにとって教えた生徒さんが運転していて亡くなるのが一番辛いです。


だから、今、ミスをしてください。危ないと感じてください。」


先生はもくもくと私たちに話しています。



私はその通りだと思いました。



たぶん27年前に来た時も、このような話を聞いていると思いますが、


この年になって経験がある今だからこそ、わかるのかも知れません。




この続きはまた後日。

 

【第6話 方向変換と縦列駐車】

 

学科教習は1日に何時間でも受けられます。

技能教習は仮免許からは2段階というそうで

 

1日に3時間まで受けることができるそうです。

ただし連続で乗れるのは2時間まで、

 

1日に3時間受けるためには最低4時間が必要ということです。

自営業といっても、そんなに時間の余裕は無いですので

 

1日2時間を目標に時間を作りました。




路上教習も順調に進み今日は場内教習です。



クランク、S字、坂道発進、踏み切り、縦列駐車、方向変換、いろいろあるなぁ。

どれくらいできるかおもしろそうだ。



今日の先生は水○先生。

やっぱり10歳くらい上の指導員。いや、検定員。

検定員って、卒検の検査官でしょう。普段教えてもいいんだ。




「今日は、場内教習です。まず、4の交差点を右折して、

 

信号右でAの方向変換して、縦列駐車してください。」





「よくできました。できて当たり前ですね。

 

それでは1の交差点右折して、4の交差点右折して、信号右で、

 

今度はBの方向変換して、さっきの縦列駐車してください。」




「実を言うと場内教習はこれの繰り返しなんですよ。規則だからがんばりましょう。」

 

 


しょうがないかぁー。

 

 

黙々と方向変換と縦列駐車の繰り返し。

そしてチャイム。

 

終わった。


「場内教習はあと2時間乗るのが規則なんです。」





うそー。


 




この続きはまた後日。

 

【第7話 体験走行】

 

2度目の場内教習です。



今日も方向変換と縦列駐車かと思っていると



「初めに、体験走行しましょう。まずは急ブレーキです。


40キロで外周走ってブレーキといったら思いっきりブレーキ踏んでください。


ライトつけて。さあ、いきましょう。」



本当に思い切ってブレーキ踏んでいいのかなぁ。

何か、わくわくしながら外周走ります。







「はいブレーキ!」






先生の声の大きさに驚いて、本当に急ブレーキ踏んでしまった。



タイヤの悲鳴が学校いっぱいに広がり、先生と私は前のめり寸前。




シートベルトしてて良かった。




「次はあのコーナーを50キロで回ってください。ブレーキ踏まずにね。」




うそだろう~。



曲がれるわけないでしょう。


でも、一応やってみる。




やっぱり曲がれない。


怖い。

ブレーキ無意識に踏んでいる。

車は大きく対向車線にはみ出して止まった。



「やっぱり怖さ知っている人は違うね。


去年この教習で前方の田んぼに突っ込んだ生徒がいてね、


大特用のタイヤショベルで引っ張ったことがあったよ。」


自動車学校ってすごいとこだなぁ。


「急ブレーキと遠心力体験はね、普通二輪でもやるんだよ。」



あの腰出してた彼女もできるのかなぁ。





この続きはまた後日。

【第8話 ガタッ】

 

 

 

ガタァ!


 



第5教室いっぱいに大きな物音。



何なんだ。





斜め前の若い女の子が椅子から落ちて机に寄りかかっている。



先生慌てて飛んできて、

「どうしたの。大丈夫?」

 



彼女、何か言っている。

 

小さな声でわからない。

 



「どうしたの。大丈夫?」

 


「すいません。貧血なんです。」

 



貧血か。

顔は後ろからだから見えないけど、きつそう。

 



「時々あるんです。しばらくしてると直るんです。」

 



男の先生が4人ほど駆けてきた。



「ここじゃまずいから1階に行こうね。」

といいながら先生4人困ってる。

 



「女性のスタッフやっぱり呼ぼう。」

若い女性の身体に触れるのは勇気がいるんですよねぇ。






「びっくりしたねぇ。皆さんも朝飯ちゃんと食ってくださいよ。」



ほんとびっくりした。

しかし彼女、時々あるって言ってたなぁ。

運転まずくないかぁ。





この続きはまた後日。

【第9話 どぎゃんしたつね/標準語翻訳付き】

 

ここはわが町の商工会。

今日は役員会の日。



だいぶ早く着いた。


役員の中に、私の友人の 立○さん がいる。

 



「イケシケ君、今日は自転車で来たつね。」       (イケシケ君、今日は自転車で来たの?) 

 

「健康のために自転車で来たったい。」        (健康のために自転車で来ました。) 

と私は答える。

 

即座に横から、事務局長の 池○さん、笑いながら、

「イケシケ君は今、免許こっぱぎだもん。」      (イケシケ君は今、免許はがされてるよ。)

 

立○さん、びっくりして



「はぁ。どぎゃんしたつね。」            (え、どうしたの。)

 


「なーん、こっぱぎじゃ無かったい。        (なに、はがされたんじゃないです。

免許更新ば忘れたばかったい。」           免許更新を忘れただけです。)

 

「あらー、どんくらいね。」            (あらー、どれくらいね。)

 


「なーん、8ヶ月ぐらいたい。」          (なに、8ヶ月ぐらいです。)

 

「そら、どぎゃんなっとや。」            (それで、どうなるの。)

 

「仮免かってったい。               (仮免からだそうです。

 今、自動車学校にいきよる。」            今、自動車学校に行ってます。)

 

「仮免かって、どぎゃんこつや。 」        (仮免からって、どういうことですか。)

 

「2段階の路上かったい。」            (2段階の路上からです。)

 

「はぁー、おおごつねぇー。」           (はぁ、たいへんねー。)





昼から自動車学校。

○○保育園の前の交差点。

私の教習車は信号停車中。

後は右折して学校へ帰るだけ。

信号青で対向車線の直進車が通り過ぎるのを待っていた。


 



プップップーーー 

 

 とクラクション。




先生びっくりして

「何事ねー。」

 

「何ですかねー。」

 

と私は知らん振り。

 

犯人は見覚えのある青い車。

立○さんがニコニコしながらこっちに向かって手を振っていた。


こりゃ、早く卒業しなきゃー。





この続きはまた後日。

【第10話 検定立会人】

 

 

「自動車学校2度目シリーズの続きはまだなのか?」



近くに住む友人数人から正月に訊ねられた。

結構人気があるのかなと思いながら

「そんなにおもしろいか。」

と聞いたら




 「お前の馬鹿な歴史だから」 という。



思わず苦笑い。

期待におこたえしてシリーズ10





二度目の自動車学校10<検定立会人>



「技能教習を1時間繰り下げてくれませんか。」

 

「それはどういうことですか。」


と聞いたら


「今日は修了検定なんですが、受ける生徒が1人しかいないんですよ。


もう一人後ろにどなたか乗っていただかないと検定ができないんです。


お願いできませんか。」


今日は昼から予定が入っている関係で朝からの技能教習を予約しました。

受付で教習原簿もらった時、受付のお姉さんから、頼まれた。


「いいですよ。午前中は暇ですから。」


「すぐ準備しますので少し待っててください。」





待つこと15分。


呼ばれていったら、○○検定員と若い女の子が


検定中の表示板を屋根に乗せた車の横にいました。


「すいません。どうぞ後ろに乗ってください。」


まず最初は検定員の先生が検定コースを運転します。

少しスピードが速いような気がする。

彼女のほうは不安そうです。

車は元の場所に帰ってきて、


「コースは指示します。それでは始めましょう。」

緊張気味の彼女は座席に座って、ミラーを合わせて、エンジンかけて。




シートベルトまだかけてないよ。




後ろから言ってやりたい。

ギヤを入れる直前にシートベルトするの思い出したようで。

シートベルトかける。




こちらも ほっ とする。




さあ、発進。

車は順調に進むが少しぎこちない。



クランク、



S字、



最後は駐車だけ。





検定終了。




「ここに立会人のサインしてください。」


と検定員。


「ありがとうございました。」と彼女。

まだ少し緊張している。


「大丈夫ですよ。上手く走れましたよ。」


と言うと、



彼女、今日始めて笑ったみたい。





この続きはまた後日。

【第11話 おもしろそうだ】

 

 

今日の夕方どうしても受けなくちゃいけない学科がある。

それまで1時間待ち。

外は風があって気持ちいい。

 

学校の2階のベランダから眺めている。

 

3台のバイク。

2台は赤いゼッケンを付けている。

1人は男の子。


もう一人は女の子だろう。

もう1台はたぶん先生だ。


S字にクランク


それからスラローム、


一本橋(後で名前知った)


外周は結構とばしてる。


なかなか上手い。



おもしろそうだなぁ。




私のいとこにホンダに勤める男がいる。

私より5歳上で、昔はモトクロスばか。

今はホンダのでっかいバイク持っているとかで、走っているとかいってたなぁ。




私も大学の時、8万円の白のモンキー買って、


30キロの道のりを毎日通学していた。


あの時は楽しかったなぁ。


昔のことを思い出すなんて、もう年かなぁ。




バイク楽しそうだ~。




自分にもバイクの免許取れるだろうか?



ふと考えた・・・。









その前に普通免許早く取らなきゃ。





この続きはまた後日。

 

【第12話 指導員はつらい】

 

技能教習ももう少しで終わる。



先生は○●先生。


「今日は駅のほうに行きましょう。」



昼の2時くらいは車の量が極端に少ない。

走りやすくてとても快適。


「先生、若い女の子の生徒さんが増えていいですねぇ。」


「馬鹿なこと言わんでくださいよ。たいへんなんですから。」


「でも、華やかでいいじゃないですか。」


「私たちは命がけなんですよ。


特に初めて自動車学校に来て、仮免通って初めて路上に出るときなんか

こちらが緊張して、夕方なんか車の人も多いから。


補助ブレーキいつでも踏めるようしてるんですよ。」


「そうなんですか。」




「高速道路教習はもっと怖いですよ。


はじめて走るんだから高速を」



なるほど




「夜なんか、夢見るんですよ。補助ブレーキ踏んでも教習車が止まらないんだから。」


「そんな夢見るんですか。」


「しょっちゅうですよ。それに最近、生徒募集の営業もしてますよ。交代で。」


「たいへんですねぇ。」


「生徒減りましたからね。」






いきなり前の車が止まった。

何なんだ。


そして右折していく。


方向指示器くらい付けろよ。



「ああいう運転が多くなったね。」

と先生ためいき。


「今の子は挨拶しない。返事しない。


ちょっときつく言うと自動車学校止める。担当替えろって。

われわれもつらいんですよ。」


今は昔と違うのか。


私が18歳のときは怖い先生ばっかりだったなぁ~。


やくざのような先生もいたなぁ~。





この続きはまた後日。

 

 

【第13話 見えてるよ】

 

今日は救急救命教習です。

心肺蘇生法です。



この教習は過去に2度ほど受講した。

1度目はPTAの保護者会で。

もう1度は消防団の幹部のとき。



生徒は6人。

若い男の子3人と若い女の子2人と私。

2人でペアになり1体の人形で実技を行う。



「やったことがある人、手を上げて。」

私と意外にも若い女の子2人が手を上げる。


「私たち高校の看護科卒業なんです。」


納得。



先生の手本の後に、交互にやってみる。

最初はおしとやかにやっていたけど、先生一言。




「それじゃ助かる人も助からないよ。」




みんな気合が入った。


彼女ら2人も頑張ってる。



あれ、人工呼吸しているとき彼女の腰が






見えてるよ。






見て見ないふりしてこっちは心臓マッサージ。




こういう教習もいいもんだ。






この続きはまた後日。

 

【第14話 高速教習その1】

 

 

今日は3時間かけて高速教習。

つまり、高速道路を走ること。


今日の先生は中○先生。

それと私と若い、か弱そうな女の子Eさん。



○●先生の言葉思い出す。


「何年も指導員やっているけど、


生徒さんが初めて路上教習に出る時や初めて高速を走ってもらう時、

怖いんですよ。」



それから、こんなことも言ってらしたなぁ~。


「夢の中でね、補助ブレーキ何回も踏んでも教習車が止まらない。そんな夢しょっちゅう見る。」




だいたいのコースは説明を聞いて分かった。

Eさんは熊本の子じゃないらしく全然わからないらしい。

ま、いいか。



「じゃんけんで先に運転する順番を決めましょう。」


賭け事が苦手な私は当然負けました。


「勝ったほうどっち」


と先生。

Eさんが手をあげる。



「じゃ、負けたほうから運転しましょうね。」


何じゃそりゃ。






学校出てインターまでの途中で交代。



運転はEさんに代わって走り出し南○町のT字路で事件は起きた。

少し見通しが悪く左折するタイミングがつかめない。

その時後ろのダンプがクラクション鳴らしやがった。

彼女あわてちゃって、先生も少し恐縮しちゃって。

私は賭け事は苦手だが、頭に血が上るのはとてつもなく早い。





緑色の10輪め。





会社の名前は書いてないが、だいたいのナンバーは覚えた。

商売柄、ダンプカー協会に文句を言ってやる。





後で見てろよこのヤロー。





(後日、ダンプカー協会の役員に文句言ったら、福岡の業者らしいという返事。

近所のダンプ屋は絶対に教習車にクラクションを鳴らすことは無い。という答え。


ほんとかよ?)



○○インター前で交代。

「ここから高速に入るから、イケシケさんの運転よく見ておくんだよ。」


と先生。

 

ETCだからゲートくぐって、ランプウェーでどんどん加速。


本線に無事に入って流れに乗る。

車があんまり多くないから運転しやすい。




「この先にサービスエリヤがありますから入ってください。」


指示どおりサービスエリヤに入って、駐車処置。


先生に缶コーヒーおごってもらってちょっと一服。






この続きはまた後日

 

【第15話 高速教習その2】

 

「サービスエリヤでの交代はしません。


△△インター降りて交代してまた同じように帰ります。

それじゃ発車しましょう。」


私の運転でサービスエリヤを出る。

ランプウェーでどんどん加速する。



「ここで速度を上げるのが大事なんだよ。」

と先生が独り言。

 


本線に入って、タイミングよく前方に軽乗用車が80キロくらいで走ってる。


「追い越す練習をしましょう。あの軽を追い越してください。


Eさん、よく見ててね。」




後方確認し、右の方向指示器つけて、


右後方確認し、追い越し車線にスムーズに入り、

100キロくらいのスピードで追い越し、左の方向指示器つけて、

ルームミラーに軽が映ったら左後方確認し、


走行車線にスムーズに入り、方向指示器を消す。


「よく出来ました。Eさん分かったかな。帰りはEさんがやるんだよ。」


と先生。


「うそー」とEさん。


私はちょっと苦笑い。







△△インター降りてEさんと交代。



「さぁ張り切ってやってみよう。


ただし、高速では一般道みたいにハンドルきってはいけないよ。」



ETCのゲート抜けてランプウェー。


「どんどん速度上げて。右後方見て。ゆっくり入って。・・・・・よし。

今車いないから100キロまで出してみよう。そうそう。」


先生は指導するのが上手い。





「サービスエリヤに入ろうね。」


「はい、そこに止めて。サイド引いて。エンジン切って。


ドア開けるとき横の車に当てないようにね。」





しばし、一服。






本線に入って


「あの車追い越してみよう。肩の力を抜いてね。



そうそう。はい、後方確認して。

方向指示器右付けて。・・・・・そうそう。良くできたよ。」






ひととおり追い越し教習終わって、





Eさん


「ふー。」


その気持ちよくわかるよー。



高速道路教習無事終わりそうだ。






この続きはまた後日。

 

【第16話 卒業検定】

 

今日は待ちに待った卒業検定。

MT車の卒検を受ける人は8人。

高速教習で一緒だったEさんがいる。

私の順番は最後の8番目。

縁起の良い8番と一発勝負に強いB型の私だが、やっぱり試験は緊張する。

1,3,5,7番は検定Aコース 縦列駐車のあるコース。

2,4,6,8番は検定Bコース 方向変換があるやつ。





検定は進んで7番の男の子の検定の立会人として後部座席に乗る。


7番の男の子、結構緊張しているみたいで運転はどこか、ぎこちない。



最後の停車の入る。


エンジン切ってドアを開けるときは後方確認しろよ。

確認しなかったら10点減点だぞ。 


 



  よし。





次は私。



○下先生から教わった安全確認はばっちり。




検定も半分済んで学校に帰るとき前にトラックが停車している。

前から車は来てるけど、かわすのはわけないこと。

(検定後の検定官のコメント……少し強引でしたね)


学校に帰り着いて方向変換。

これは3時間も練習したやつ。

難なく通過。

最後の停車。

後方をこれでもかというほど確認してドアを開ける。







終わった。






ミスというミスはない。






Eさんがベンチに座ってる。

「どうでしたか。」


と尋ねてみた。


「検定中止って言われました。方向変換で後ろのポールに触ったみたい。」

 


何て言ったらいいか言葉がない。


「それは、 、 、残念。でも、来週の火曜日は絶対合格するから。」




「はぁー。」


Eさん、がっかり。






合格発表。




Eさん意外全員合格。

Eさんひとり ショボン としてる。

こういうときは、つらい。







二度目の自動車学校。
 
結構長かった。

しかし、ほんとうに勉強になった。

18歳で自動車学校に来たときはあまりわからなかったことが、今度はよくわかった。

それから、自動車学校はいろんなことがあるのもわかった。

先生それから学校スタッフの皆さん、ほんとうにありがとうございました。



最後に受付のお姉さんに挨拶して帰ろうとしたとき、


「中型二輪受けませんか?今なら入学金免除で7万ちょとですよ。」


なに7万円。


一応申込書もらって帰るか。







この続きはまた後日。

【第17話 感謝してます】

 

卒検合格。




自動車学校の皆さんにお礼を言って門を出たのは、午後3時。

そこにはわが妻もっちゃんが白いフィットで待っていた。


「何日も迷惑かけたねぇ。すまなかったねぇ。」

 
とほんとうは言うべきだろうが、B型のバカヤローは照れて言えない。




ほんとうに、感謝してるからねぇ もっちゃん。




と心でつぶやく。










うちに帰って、自転車乗って商工会に来ました。


「池○局長、卒検受かったばい。」

 

「なら、乗らるったい(乗ることができるね。)。」

と池○局長。


「まだ免許センターで学科試験ば、受なんてったい(受けなくてはならないそうだ)。」


「なら、朝早かる(早くから)旭屋に行って試験の前ん試験ば(試験の前の試験を)


受なんたい(受けなくてはいけないね)。」



(旭屋=当日免許センターででる問題をほぼ100%ちかくの確率で前もって試験してく

れるところ。熊本の人ならよく知っている。27年前もあった。)




「そこまで、せんちゃよかばい(せんでもいいよ)。」


「ばってん、あんたも2へん(2回)、自動車学校にいたけんなぁ(行ったからね)。」



「1年間の間にまた受くるなら(受けるなら)、入学金いらんてったい(入らないそうですよ)。」

というと


「また行くとかな(また行くの)。」



「自動二輪ば受け行くてもあるばな(受けに行く方法もあるよ)。」


「俺ら持っとるばい。大型ば(大型を)。」


「はぁ、局長持っとっとなぁ(持ってるの?)。」



隣にいた商工会の宮○経営指導員も

「私も持っとるですよ。夏は気持ちん良かもんなぁー(気持ちいいからね)。」






ほんきで取ってみようかなぁー。



【最終話 待つのは慣れた】

 

今日は10月3日。

記念する日。

たぶん。


ここは免許センター。

視力の検査受けて、2階の第3教室にいる。

正面向いて、一番右側が普通AT車。

2番目のグループが普通MT車。

一番左側が原付。

中央が大型や二種やその他もろもろ。


わたしの受験番号43番。



免許センターの試験官は強い。

原付の人たちは高校生くらいだろうが、靴をパタパタ鳴らしている子に





「だれだー。パタパタ歩いてるのはー。」





また、試験の説明の時、寝てるやつがいた。





「そこの寝てるやーつ。

 

説明聴かん奴はすぐに出て行けー。」





おー 怖。





試験が始まった。



90問の○×問題と危険予測問題10問。

結構わかる。

自動車学校の教材の中にあったベスト問題800選のおかげか。






20分以上時間残して試験終了。

4問ほどどちらか、わからないのあったけど大丈夫だろう。



合否の結果はすぐに出るということで待つこと20分。






  出た。 




合格!



電光掲示板に43の文字。


やっとこれで、運転できる。




もう一度教室に入って、申請の手続き。

免許証ができるのは午後3時半頃だという。






ここは免許センターのレストラン。

妻のもっちゃんと昼食中。

「2時間半は待たなけりゃならないね。」


「阿蘇のふもとにある風車までいってみようか。」

ともっちゃん。


「そうだね。けっこう待たなくちゃいけないからね。」






「自動車学校で待つことは慣れましたから。」






「・・・・・・・・。」






照れ笑いするしかない。




                                       完




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最後に

この待っている時間、売店にて


『斉藤一人 変な人が書いた驚くほどツイている話』


という本に出会い読みました。

この本を読んでいる間、今までの体験等を思い出しながら、


ツキについて非常に興味を持ち、

ツキについて、もっともっと深入りしてみたい心境になりました。

免許更新を忘れたのが、今前向きに生きようとする私のキッカケになっています。

これもツイていたと思います。


今日まで、二度目の自動車学校シリーズを読んでいただきました皆様方に


心より、お礼申し上げます。

また、免許更新を忘れ10月3日の再取得まで、ご迷惑おかけいたしました、

○洋第2自動車学校の先生、スタッフの方々、商工会の皆さん、うちの会社のみんな、

家族親族、及び関係各位の皆さん、


そして、妻のもっちゃん、



ほんとうにありがとうございました。